石垣島レンタカー旅で必ず知るべき!御嶽(うたき)に絶対入ってはいけない理由

2025/06/05

石垣島をレンタカーで旅する人が増えています。海岸線のドライブや、のどかな集落の風景、自然の中を自由にめぐる開放感は島旅の魅力のひとつですよね。

でも、実はそんな「自由なドライブ」の中に、入ってはいけない場所があるのをご存知でしょうか?

今回は、旅行者がうっかり足を踏み入れがちな「御嶽(うたき)」と呼ばれる神聖な場所について、なぜ入ってはいけないのか、レンタカー旅で気をつけたいポイントとあわせてお伝えします。

御嶽とは?

御嶽(うたき)は、沖縄や奄美地方に伝わる信仰の場です。祖先や神々に祈りを捧げる場所として、今も地元の人々に大切にされています。 自然の地形を生かし、石垣や鳥居、小さな祠(ほこら)などを設けて神聖な空間として守られています。

なぜ入ってはいけないの?

御嶽は、地域の人々が長い間、祖先に祈りを捧げてきた神聖な場所です。

むやみに立ち入ったり写真を撮ったりすると、神聖な場所の雰囲気を壊してしまいます。
また、神聖な場所を荒らしてしまうことにもつながりかねません。

つまり、御嶽は「その場所を大切に守ってきた人たちの想いの詰まった場所」。
だからこそ、敬意を持って、むやみに立ち入らず静かに見守ることが大切なのです。

石垣島レンタカー旅で注意するべき御嶽

石垣島では、集落内や道のわきにひっそりと御嶽が存在しています。気づかずに立ち入ってしまうことを避けるために、特に注意したい代表的な御嶽を2つご紹介します。

美崎御嶽(ミシャシオン)

場所:石垣市美崎町/ユーグレナモールや市街地から徒歩圏内

石垣港や繁華街からすぐの場所にあるため、観光客が偶然見かけることも多い御嶽です。石垣島の中心にありながら、静かに祈りが捧げられる空間が残っているのが特徴。

市街地にあるため観光地と勘違いされがちですが、あくまで地元の人が祈りを捧げる神聖な場所です。小さな祠や石垣に囲まれた一角が目印ですが、立ち入りや撮影は控えましょう。近年は観光客の騒音や無断立ち入りによるトラブルも報告されており、配慮が求められています。

 天川御嶽(アーマーオン)

天川御嶽は、格式高い御嶽のひとつ。観光スポットである「桃林寺」のすぐ近くにあるため、観光の流れで誤って立ち入ってしまう人が多いです。祭祀が今も行われる神聖な空間で、観光目的での接近や写真撮影は不適切とされています。見かけたら、静かに引き返しましょう。

御嶽は意外な場所にも

今回紹介した場所以外にも、石垣島にはたくさんの御嶽があります。住宅地や道のわき、森の中など、一見してわからない場所も多いので注意が必要です。気になる場所を見つけても、むやみに近づかず、「ここも祈りの場所かもしれない」と考えて、そっと通り過ぎるようにしましょう。

御嶽に対するマナーと心がけを持とう

沖縄にある「御嶽(うたき)」は、観光スポットではなく、昔から大切に守られてきた信仰の場所です。観光中に見かけることもありますが、見学する場所ではなく、今も祈りが捧げられる神聖な場所だということを忘れないようにしましょう。

看板がなくても注意しよう

石垣や鳥居のようなものが見えたら、そこが御嶽かもしれません。案内板がない場所でも、立ち入りや写真撮影は控えるのがマナーです。

写真・立ち入りは控えよう

もし御嶽を見かけたら、近づいたり中に入ったりせず、静かに通り過ぎるようにしましょう。とくに祠(ほこら)や拝所(うがんじゅ)がある場所では、写真を撮るのも避けたほうが安心です。看板などに「立ち入り禁止」と書かれている場合は、すぐにその場を離れるのがベストです。

大切なのは「敬意を持つこと」

御嶽は、地域の人たちにとってとても大切な場所。観光中でも、そうした思いにそっと寄り添う気持ちを忘れずにいたいですね。写真よりも、心に残る風景を大事にするレンタカー旅にしましょう!

マナーを守って石垣島をもっと楽しもう!

御嶽は、観光ガイドにはあまり載っていないかもしれませんが、地域の人々にとっては今も変わらず大切にされている神聖な場所です。
観光を楽しむ気持ちと、土地の文化や信仰を尊重する気持ち。そのふたつがバランスよくあることで、旅はもっと深く、豊かなものになります。
写真に残すのではなく、心の中にそっとしまっておく風景があってもいいですよね。

沖縄の自然、空気、人とのふれあいを味わいながら、こうしたマナーや心配りを大切にレンタカー旅を楽しんでくださいね~!

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