沖縄のお盆と、お盆ならではの沖縄の楽しみ方の巻き

■目指せ!沖縄旅マスターへの道

~沖縄のお盆と、お盆ならではの沖縄の楽しみ方の巻き~

 

8月も後半ですね!お盆休みは満喫されましたか?

本州で『お盆休み』と言えば、しばらくお休みを取って旅行へ行ったり、帰省したりと『夏休み』のような感覚があるかもしれませんが、沖縄のお盆はちょっと違います。

 

沖縄では旧暦の7月13日~15日に当たる3日間(地域によっては、16日までの4日間)をお盆とし、各家庭では大忙しな期間となります。

ちなみに今年の旧盆は8月8日~10日でした。

旧盆前の各地のスーパーや道路は1年に1度の大イベントの準備でかなり混み合いだします。

 

お盆初日の1日目は『ウンケー』と呼ばれ、お仏壇のある家庭では、お供え物や、お花、灯篭などを用意し、あの世から祖先をお迎えする準備をします。

ウンケージューシーと言う、ウンケーの日に食べる沖縄の炊き込みご飯は、各家庭で味や具が違いとっても美味しいんですよ~

 

2日目は『ナカビ』(中日)、親戚のお家へお中元を配りに行ったりします。

沖縄はご存知のように電車がなく、交通手段はほぼ『車』です。この旧盆期間中にはほとんどの沖縄県民が車に乗り親戚のお家をまわる為、どこもかしこも大渋滞します。

観光で何も知らず、旧盆中にこの渋滞に出くわしてしまったら…かなり時間のロスになるかと思うのでお気をつけて…!

 

3日目は『ウークイ』と言い、お盆期間中で最も重要な日となります。

集まった親戚達と、食事や団欒をした後に ご先祖様をあの世へ送る大事な儀式を行います。

金属製の大きなボウルに、『ウチカビ』と呼ばれる手のひらほどの黄色い紙切れのようなものを燃やします。ウチカビは、あの世でお金として使われるそうで、1枚で1億円だとか…(ほんと?)

集まっている親戚の人数分燃やします。

多くの親族が集まる家庭では何十億円分のうちかびをご先祖様はあの世に持って行くんですね!(いいなー…)

燃やすのは、家の中です。軽く、キャンプファイヤーみたいになる時もあります。

窓は開けていますが家中、煙が充満するのでみんな涙目です。

お婆ちゃんやお爺ちゃんが、それぞれご先祖様に近況報告をしたり、また来年も来て下さいね、と手を合わせ『うーとーとー』をします。

お供え物や、お茶や、お酒、お線香をこのボウルに一緒に入れます。これは、あの世への『お土産』となります。

最後は、このボウルを持ち 門前へみんなで移動。再度、また来て下さいね~と、

全員で『うーとーと』をしてフィニッシュとなります。

各家庭や、地域によって少し違いはあるようですが、うちなーんちゅにとってのビックイベント『旧盆』はだいたいこのような流れになっています。

 

■旧盆時期のお楽しみポイント

たまたま、旧盆中に沖縄に訪れたなら!是非見ていただきたいのはこの時期にしか見られない

『道じゅねー』です。『道じゅねー』とは、各地域の青年会の青年達が『エイサー』をしながら練り歩きます。青年会によっては三線の生演奏で踊るところもあるんですよ。

また、地域の違う青年会同士が道で出くわすと始まる、『がーえー』も見れたらラッキーです!

※地域によっては、『おーらせー』とも言うようです。

『がーえー』は、どちらかが 降参するまで踊り続ける。と言うシンプルなルールの体力的にかなり過酷な

言わば、ダンスバトル。ライバル地域には負けない!と青年達は毎年遅くまで踊り続けます。

 

そしてこの時期、沖縄のスーパーや市場では旧盆ならではのお供え用の食材やオードブル、果物、が色々並んでいます。気軽に買う事ができ、とても美味しいので食べてみるのもオススメ!

先ほど紹介した『うちかび』をはじめ、不思議なお盆用グッズを眺めるのも楽しいかもしれません。

私も以前、県外のスーパーで何に使うか分からないお盆用のアイテムを見たときは「???」とカルチャーショックを受けました。

 

~信じるか信じないかはアナタ次第…旧盆時期のお約束!~

旧盆期間中は『絶対 海に入ってはいけない』という古くからの迷信があり、県民は100%近い確立で海には寄り付きません。なんでも、あの世から帰ってきている人に足を引っ張られるんだとか…

 

来年のお盆休みの際は、沖縄の旧盆文化も楽しんでみてはいかがでしょうか?

きっとこの期間しか味わえない楽しみがあると思います!

レンタカーを探す

出発日

返却日

エリア

車両タイプ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ページの先頭に戻る